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うさぎのおしっこが原因にもなる   【 エンセファリトゾーン病 】  №1 [うさぎの病気]

ちょっと小首を傾げたようなポーズは、
犬や猫、人間の子どもでも可愛いものですね?
ましてや、うさぎが、ちょこっと首をかしげて、私たちを見ていたら…
もう、抱きしめたくなっちゃいますが
これが病気の始まりだったとしたら
とても、可愛いなんて、のんきな事は言ってられないですよね?



ウサギは実に辛抱強く治療に耐える動物  【 無慈悲な斜頚 】  
斜頚の原因と看病の心構え  ウサギは実に辛抱強く治療に耐える動物 続編
うさぎの斜頚を誘発する 【 パスツレラ感染症 】  人獣共通感染症

で書いてきましたが、

斜頸の2大原因は

パスツレラ感染エンセファリトゾーン病
               になるようです

☆ パスツレラ感染による内耳炎
   口腔から耳管を通って細菌が浸入し、内耳の膿が原因

☆ エンセファリトゾーン病
   寄生虫の感染により脳炎をおこしてしまいます



     パスツレラ感染症に関しては ↓ を参考にしてくださいね

パスツレラ感染による物はうさぎの斜頚を誘発する 【 パスツレラ感染症 】  人獣共通感染




うさぎのおしっこが原因にもなる
エンセファリトゾーン病(Ez症)について、
                    お勉強してみましょう!

防御(病気を知る事)は
     最大の治療法で有る事を頭の隅に置いといてね



概略

微胞子虫(エンセファリトゾーン属(疥癬原虫の寄生による表皮線条の複数形)が
中枢神経系および腎臓に感染しておこる原虫性の病気になります

斜頸や後肢の不全麻痺などの神経症状をひきおこします
完治させる事はとても困難な重大な病気の1つです

微胞子虫類科の原生動物(単細胞)は人間も含めて、
多くの動物に寄生する可能性をもっています
ただ、人間への寄生は稀になります
免疫不全患者(エイズ等)や、
熱帯地方特有の疾患患者に、
寄生する可能が有ると覚えておくといいでしょう

犬や猫などは、感染した場合には死に到る場合と、、
死には到らず、体内から完全に消えてしまうかの一方になるようです

残念な事に、うさぎやネズミに関しては、
一生涯体内で根強く生存し、症状を現す事にもなります
時には抵抗力があるということで無症状の場合も有ります




感染経路

感染したうさぎから、病原体をもらう事になります
微胞子虫脳炎は感染動物の汚染された尿により伝染するんです
感染力のある胞子を含んだ尿で汚れた食物を口にしたときと言う事ですね
胞子は、口からの感染の他に吸入感染も起こります
肺を通過し体内に侵入する と言う過程です
胎子うさぎへの胎盤からの感染が起こるかは
まだ不明のようですが、
母さんうさぎから直接的に感染するようです


徴候

仮に、感染していたとしても、ほとんどのうさぎは、
正常のままで一生を過ごせると言う事になります
ただ、何匹かは重傷、時には致命的な疾患へと進行してしまいます
   この差は何なのか? と言う疑問が生じますが、
   私には、遺伝によるものと読み取れました
免疫不全による発症率が上がってしまうと言う、
危険性は確実に有りそうです



症状

潜在性の病原体で、感染してても、必ず発症する事は有りません
ストレスや何らかの疾患により、
免疫力が低下した時に発症するケースが多いです
感染個体のうち34%が発症に至ったという報告も届いているようです
通常は腎臓、脳、脊髄疾患を伴います
もしも重い腎臓疾患が有った場合、
全身性衰弱は神経的な問題として別視して、
初期の段階で誤診を受ける可能性もあるでしょう

衰弱
成長不良
白内障
尿失禁
腎炎
食欲の減退
飲水量や排尿量が増える
息にアンモニア臭がする
突然の死亡 等


私たちが、病気に気が付くのは ↓ 

斜頸
眼球振盪
転倒
四肢不全麻痺

などの神経症状からです


腎臓疾患は受診して、
血液検査や、
腎臓の一部を切り取り、
病理検査をする事で獣医師が診断します
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